2006年09月30日

映画の話題

新学期始まってからというもの、家に帰ると疲れているのかすぐに寝てしまってなかなかDVDやビデオが見れてません。
従って、ブログの更新も億劫気味になってます。いかんいかん。

映画の話題をいくつか。

今日はシネマヴェーラ渋谷に、『恐怖奇形人間』と『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』を観に行って来ました。
カルト映画の特集上映「妄執、異形の人々」の最終日だったのですが、実は先に4本別の映画をこの特集から観ているので、後でまとめて感想など書こうと思います。
シネマヴェーラは施設の小奇麗さと、映画のセレクトの絶妙さに加えて、二本立てで学生800円という料金が魅力でもある訳ですが
次の特集は特別料金らしくて「候孝賢映画祭」は1本800円。「鈴木清順 48本勝負」では1本1000円とのこと(どちらも学生料金)。
これを知って、ケチな自分はしばらく足が遠のくな〜と思いながら鈴木清順チラシの隅に載っている次回予告を見てみると、なんと清順の次は。

錦之助・橋蔵と東映時代劇の巨匠たち
伊藤大輔、内田吐夢、加藤泰、工藤栄一、沢島忠、マキノ雅弘、山下耕作…。巨匠たちと不世出の二大美男スターがおりなす、豪華絢爛な名作・傑作群。
まさしく必見!乞うご期待!!


いやあ、最近これ程までに頭の中に キター のAAが走ったこともなかったかも。
チラシには『海賊八幡船』『反逆児』のポスター写真が小さく載ってます。ラインナップは、この前の新文芸坐の時代劇特集とあまり被らないことを期待。
今から11月18日の特集スタートが楽しみです。ハシゾウ!!

そして、もう一つ。
東京国際映画祭のクロージング上映『犬神家の一族』。
ダメ元でやってみたチケットのプレリザーブ抽選に当たってしまいました。
初の映画祭参加ということもあり嬉しい限り。バイト休んででも観に行きます!
しかしペア券なので、誰と行くかが問題。とりあえず尾上菊之助ファンの知人を誘ってみるか…。
posted by かまた at 05:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

伊豆と丹波先生

長い夏休みの最後のイベント、と言う訳でもなかったのですが、
祖母・伯母・親戚の婆さん(平均年齢69才)と私の4人、という凄まじいメンツで伊豆・熱川に温泉旅行に行ってきました。今月2度目の温泉旅行でウハウハ。
先に現地のホテル入りしている3人の元に後から合流したのですが、
そこへ向かう列車から見える、海と自然と別荘群の景色に強烈にミステリー&サスペンスの香りを感じてしまいました。土ワイの見すぎか、自分。
熱川は、いかにも古いこじんまりとした温泉街で良い感じ。
駅から出迎えのバスでホテルへ。到着後、すぐに温泉へ。
ホテルの温泉からは、本来なら伊豆諸島が見えるとのことでしたが台風14号接近中ということで雲が多く、本土から近い大島しか見えず。初根島も探してみたけど見えなかった(当たり前)。
料理は鯛の船盛りを筆頭に、肉料理無しのメニュー。さすが海辺の宿。
翌朝に再び温泉。朝から露天風呂を独占して、更に接近する台風の強風の中で大ハッスル入浴。
日中は、シャボテン公園で婆様方や動物と戯れて来ました。
名物のチンパンジーショーも見たのだけど、サボテンに触ったら指に無数の細かいトゲが刺さって取れなくなった伯母と、それを「バチが当たったんだ!」と叱責する祖母の方が面白かったなあ。さすが母娘。
あと、白波砕けるサスペンスなロケの名所・城ヶ崎海岸を生で見れて感動致しました。
今回の旅は、どうも頭の中が土ワイ火サスの世界でした。
伊豆のオーラにやられたね!

話は全く変わって、
日本随一の大俳優・丹波哲郎先生が逝去なされました。享年84歳。
ご冥福をお祈りします。
最も古い丹波先生の記憶が、幼少の頃にに見た『大霊界』(多分ビデオがレンタルになった直後)というくらいなので俳優よりも霊界のメッセンジャーとしての認識が強かったのですが、最近やっと古い邦画をたくさん観るようになって、俳優・丹波先生のマジカッコ良さにハマりかけていたところでの、この訃報でした。
生きている内に、一度生でお目にかかりたかった人でした。無念。
本人は、ああいう人なので恐らく精神的にもすんなり逝ったのではないかと思いますが、残された我々としては寂しいよなあ、やっぱり。
近い内にどこかで追悼上映をやってくれるとは思いますが、出来れば新東宝時代の作品も外さずにお願いしますm(_ _)m
posted by かまた at 05:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

天知茂 in YouTube その2

またYouTubeです。
いつの間に「エマニエルの美女」に続いて「大時計の美女」の予告編が登場してました。cssbl4444さんありがとう。



どうでもいい話。
私は小学生の時にポプラ社の少年探偵シリーズを読み漁っていたのだけれど、その時の明智小五郎の姿形のイメージは何故か関根勤だった。多分、当時の自分には挿絵の明智先生が関根勤に似ていると思えたとかそんな理由だろうなあ。
まあ何にしろ、天知さん的なイメージはこれっぽちも思い浮かばなかった事は確か(笑)

posted by かまた at 23:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 天知茂 | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

天知茂:映画/『侠客道』

『侠客道』
1967年/昭和42年 東映
監督:鈴木則文
脚本:笠原和夫、宮川一郎

安藤昇主演の任侠モノ。脚本は幾多の天知作品で御馴染の宮川さんです。

縄張りを巡って石田組と寺光組の小競り合いが続く大阪のある町に、東京から新しく妙に眼光の鋭い中上検事(天知茂)が赴任します。
一文で書きましたが、ここまでで20分はあります。
これまた眼光の鋭い石田組の若頭・伊吹(安藤昇)と中上は終戦後、石田組の組長(石山健二郎)に拾われ共に世話になっていたという仲。中上は組長の娘・織江(小畠絹子)との結婚の許可を申し出ますが、その際に組員達によって指を詰められていたのです。伊吹の説得も有り、中上は織江と結婚する事が出来ましたが(元・新東宝夫妻ですね)、その後12年もの間石田組とは縁を切っていました。ヤクザに深い怨みを持っている中上は、検事として暴力団追放に尽力。再会した伊吹や組長に対しても超冷淡。妻の反対をよそに石田×寺光の件にあたります。
が、そんな折。寺光組に呼び出された石田組長が四方からメッタ刺しにされた上、石田から寺光に寝返った北見(小池朝雄)にとどめを刺され死亡。伊吹は、組長の遺書通りに石田組を解散して、運輸業を石田の正業にします。しかし、石田運輸に対する妨害をはじめ 、寺光組の酷な行動はエスカレート。町は荒み、遂には伊吹の恋人であるクラブのママ・奈美(宮園純子)も殺されてしまいます。北見が寺光と提携した新しい組を起こすと知った伊吹は、北見組の発起会に単身乗り込んでドスを片手に冷静に大暴れ。中上もまた、この一大行事の場に以前から 調べていた密輸拳銃の存在を確信し、パトカーを率いて駆けつけます。寺光・北見含め、邸内の人間を片っ端から斬り倒した伊吹は即刻逮捕され、宿願の寺光組摘発を果たした中上に見送られるのでありました。(完)

天知さんは第二の主役と言っていいポジションでした。タイトルクレジットでも、キャストの中では一番最後に名前が出てきます。方や極道、方や検事でありますがそれぞれが己の意志を果たす為に苦心。同一の現場に帰するというお話。対照的であり対称的な二人ってか。安藤さんは、良い意味で死んでる目が迫力満点で、マジモンのヤクザの存在感と役・台詞への説得力があります。
対する天知さんは、さすが!な役者っぷりで応戦。怨みを晴らさんとするばかりに、ちょっと歪んじゃった検事を細やかな表情の演技を駆使して好演しています。ラストの伊吹との会話のシーン。伊吹の心情を理解して薄ら涙を浮かべてる辺り・・・イカス!
必見は、学生時代の中上が指詰めされるシーン。回想ということで画面は白黒です。このシーンは先ず、組長に娘さんとの結婚を嘆願するところを組員達に取り押さえられている天知さんの目のクローズアップから始まるのですが、学生帽を被っているので目周辺だけだと『憲兵と幽霊』の時の見てくれそのまんまだったのには思わず苦笑。てか『地獄』の時で既に厳しかったのに、この年(当時36歳位?)で学生はしんどいですって(笑)。
指が切断される際には壮絶な悶え顔を見せてくれる天知さん。
しかもここから無音になる上に、中上君の物と思われる書物に真っ赤な血が滴るカットだけがカラー。ウギャー。指を切り落とされてもなお、のた打ちながら「お嬢さんを…くださ…い」と、訴え続ける姿には涙。

あと、クライマックスの伊吹の大暴れ。
カメラは最初、寺光一派を斬って行く伊吹の背後を追っているのですが、途中からこの動きの流れを断つことなくカメラが伊吹目線に移行して、慄きながらぶった切られて行く組員共の映像が、延々と続きます。
ありがちな手法だけど、生々しくてナイスでした。

posted by かまた at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天知茂 | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

9月前半に観た映画

9/1
『どぶ』 (1954) 近代映画協会 監督:新藤兼人
『武士道残酷物語』 (1963) 東映京都 監督:今井正
9/2
『剣』 (1964) 大映京都 監督:三隅研次
9/6
『任侠清水港』 (1957) 東映京都 監督:松田定次
9/8
『風の武士』 (1964) 東映京都 監督:加藤泰
9/9
『弁天小僧』 (1958) 大映京都 監督:伊藤大輔
『剣鬼』 (1965) 大映京都 監督:三隅研次
9/12
『侠客道』 (1967) 東映京都 監督:鈴木則文
9/14
『亡霊怪猫屋敷』 (1958) 新東宝 監督:中川信夫
9/15
『獣人雪男』 (1955) 東宝 監督:本多猪四郎 ※シネマヴェーラ渋谷にて
『九十九本目の生娘』 (1959) 新東宝 監督:曲谷守平 ※シネマヴェーラ渋谷にて
『893愚連隊』 (1966) 東映京都 監督:中島貞夫
『眠狂四郎殺法帖』 (1963) 大映京都 監督:田中徳三

posted by かまた at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする