2006年12月30日

2006年に観た映画

次は今年観た映画のまとめです。
今年観た映画は、映画館にて36本。VHS・DVDで142本(12月30日現在)。
ほとんどは旧作で、封切映画で観に行ったのは、私のモストフェイバリット監督、デヴィッド・クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』と、両親のお供で観に行った『ダ・ヴィンチ・コード』の2本のみでした。すみませんケチで。新作を観に行こうかと思っても、すぐに脳裏に同額で名画座なら4本観れるぜ!という思考が走るんですよ…。

印象に残った作品は、
サイドウェイ』 (2004年 アレクサンダー・ペイン)
本能』 (1966年 新藤兼人)
車夫遊侠伝 喧嘩辰』 (1964年 加藤泰)
そして
地獄』 (1960年 中川信夫)
天知さん関連の物は選考から外そうと思ったのですが、それでもこれは凄すぎました。ネット評だと笑いのネタにしてるだけの物も見かけるのですが、私は本気で『地獄』は名作であると断言します!

印象に残った俳優は、佐野周二
『父ありき』…父恋しさにいきなり坊主に
『風の中の牝鶏』…妙にセクシー
『麦秋』…笑顔でセクハラ
『お嬢さん乾杯』…憎めない成金
江戸川乱歩「魔術師」より 浴室の美女』…まさかの遺作?
特に『お嬢さん〜』。ああいう気の良い天然キャラを嫌味なく演じられる人は、あまり居ないんじゃなかろうか。この人のちょっとボケラーとした雰囲気や芸風は、息子はともかく今や一大鉄道タレントとなった孫の関口知宏にしっかりと受け継がれていると思います。
女優は乙羽信子さん。新藤兼人の監督作では作品ごとにビックリさせられました。本当に大した人。今、あれほど捨て身の演技が出来る女優さんは日本はおろか海外でも見当たらないなあ。ちなみに、我が蒲田家では乙羽さんと次長課長の河本が瓜二つというのは定番のネタとなっているのですが、世間ではあまり聞きません。皆気付けよ。

しかし今年は何と言っても天知さんに明け暮れた年でした。天晴!
さて、今年最後の映画は何にしようかしら。

posted by かまた at 03:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

2006年によく聴いた

昨年にiPod miniを買ってから、アルバム単位で音楽を聴くことが減った気がしますが、それでも一枚通して聴かせる盤はあるというものです。
個人的に毎年の恒例で、一年間の内によく聴いたアルバムを選出しています。後になって選出リストを見ると、そういえばあの時はああだったなあという感じで過去の出来事を思い出します。なんか音楽って、それを聴いている時の記憶と結びつき易いですよねえ。
今年よく聴いたなと思ったのはこの5枚。

2006年によく聴いた音楽

やたらとイギリス臭のするラインナップ(ネリー・ファータド以外)。

・Pet Shop Boys / Fundamental
今年出た新作で、本領のベタなエレポップが炸裂しつつも、今までのキャリアの積み重ねを感じさせる大人な内容だったと思います。何と言っても1stシングルの「I'm with stupid」がツボ中のツボの大爆弾でしたが、ダイアン・ウォーレン(エアロスミスの「ミス・ア・シング」等、バラードの名家)提供の「Numb」もよく聴きました。古いソビエト映画風のPVは本人の出演が少なくてつまらないけど、ニールのロシア趣味が出ていて興味深かったです。PSBにはもっと他人の書いた曲とかカバー曲をやって欲しい。もちろん自作の曲も大好きだけど、この人達のカバー曲ってオリジナルを上回ることあるからねえ(「Go west」は好例)。



・Genesis / A Trick of the Tail
このアルバムは、数年前に買っていて一通りは聴いていましたが、ハマったのは今年。ピーター・ガブリエル脱退後の初のアルバム。メルヘンぽさはそのままに、それまでの「本当は怖いグリム童話」みたいなドロドロ感が抜けて、美しいファンタジーみたいな作風になった。フロントマンを失ったにも関らず、その翌年には、より高水準の演奏と楽曲を発表出来たのは奇跡ではなくてやはり彼らの実力でしょう(同じバンド内にピーガブに声がそっくりなフィル・コリンズが居たのは奇跡だと思いますが)。昔って今よりコンスタントにアルバムを出すというか曲を書けるバンドが多いですよね。現在のバンドって、アルバム→宣伝→ツアー→製作みたいに活動に決まった長期間のサイクルが出来上がってるのかもしれませんが。それにしても、あの時代のバンドは今より演奏家としても作家としてもプロ職人的な指向があったのではないかと思います。




・Nelly Furtado / Loose
ネリー・ファータドはいつぞやにも書いた通りです。このアルバムからの最新シングル「Say it right」は今週のチャートで6位。夏に5〜6週連続で1位だった「Promiscuous」といい、現在もアメリカ中心にバカ売れしている模様です。前のアルバムは大コケだったのにね(私はポップなので大好き)。やっぱり今は黒人音楽の時代か。



・Royal Northern College of Music Wind Orchestra - Timothy Reynish / British Wind Band Classics
ホルストと、ヴォーン=ウィリアムズの二大イギリス吹奏楽作曲家の作品集。わたくし実は中学生の時に吹奏楽部に在籍していまして、その時に演奏したのがホルストの「吹奏楽のための組曲第2番」でした。我々の演奏はボロボロだったので、部員の中にはこの曲自体を嫌う人も多かったのですが、私は10年近く経つ今も忘れられないほどに気に入りました。で、今頃CDを買った次第。レコードとしては、フレデリック・フェネル指揮の盤が有名らしいのですが、視聴してみて重厚な趣きの演奏のティモシー・レイニッシュ指揮の盤を購入。初めて聴く「組曲第1番」も名曲でありました。流れで買ったホルストのオーケストラ曲集も、民謡調で素朴な曲が多くて良かったです。世の皆様には是非、ホルストは「惑星」だけじゃなく他の作品も聴いてみて欲しいなあ。



・Manic Street Preachers / Lifeblood
最後はマニックス。今のところ最新作ですが2年位前に出たアルバム。発売当時にレコード屋で流れていたのを聴いた時は、音が小奇麗すぎてなんだかなあと思って買っていなかったのですが、改めて聴くと、この小奇麗さにはワケがあった!無機質なサウンドが旋律と相まって、より虚無感を生んでいるというか何と言うか。世界レベルでどん詰まりの空気の現代にとっては、これが今の音なんだろうな。慣れたころには、マニックスお得意の哀愁ある歌詞とメロディにボロ泣きさせられます。アマゾンのレビューにあった言葉を借りると、「胸が詰まりそう」です。



という訳で以上、今年よく聴いた5枚でした。
posted by かまた at 19:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | 更新情報をチェックする

失敗納め

当方の人生は失敗の積み重ねのみで出来ていると言える程に失敗だらけの毎日なのですが、その中から最新のものを二つ紹介します。

一つ目は先週末の話。
毎日駅まで自転車で通っているのですが、その日は朝から雲行きが怪しかったので
片手にビニール傘を持って自転車を走らせました。
駅の近くの細い道に入り、道が混雑していたので、傘が人にぶつからぬように傘を内側に持ち直したその時です。

ズ ガ ガ ガガガガガガガガ

やってしまいました。
自転車の前輪に傘が巻き込まれたのです。傘と車輪が擦れて起こる爆音に周りにいた人が皆こちらを振り向いています。
慌てて傘を引っこ抜きましたが、見事にひん曲がっていました。自転車を駅前に停めて、傘を良く見てみると曲がってるどころか破れてボロボロ。
捨てるところもないし、朝一でテストが有って急いでいたので傘を持ったまま電車に乗り込みました。
結局その日は、傘を捨てるところも見つからず、何処かにポイ捨てする度胸も無く、使いようのないシュールな物体を一日中持って歩く羽目になりました。
雨が降らなかったのが救いでしたけども。黄色い傘だけにバナナみたいだし、ほんと恥ずかしかったです。



二つ目。
ツタヤで、『青い山脈』(今井正監督・原節子出演)を観ようと思って借りたら、間違えてリメイク版(西河克己監督・吉永小百合出演)を借りてしまいました。
まさかの凡ミスに凹む。吉永小百合はあんまり好きじゃないから観る気が起きないし。ハァ。

さて今年も残り二日。明日はバイトが終わったらすぐに実家に帰省の予定。新幹線に乗り遅れたりしませんように。
posted by かまた at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする

2006年12月26日

メリークリスマスアンドハッピーニューイヤー(棒読み)

やっと冬休みに入りました。

週末はクリスマスでしたねえ。
イブは朝からバイトで消費の鬼と化したお客さんたちと格闘すること12時間。退勤後は、バイトの同僚Fさん(勿論♀)と寿司を食べに行きました。閉店間近で回転寿司なのにレーンが止まっていたので、いちいち板さんに注文するというカウンター店状態。イブの晩に寿司屋で朗らかに「〆サバ3つ!」とかどうなんだ、自分。
その後は終電の時間まで駅構内でカップル観察。何故にこんなことをしたかと言うと、私と同じく恋愛沙汰には無縁のFさんが、以前は街でカップルを見ると妬ましく思っていたのが、最近カップルというものは男女共にそれ相応の組み合わせで出来上がっているという事実を見出して以来カップルをただの物や現象として見れるようになったらしいのです。試しに次々に行き交う男女を見てみると、確かに皆それぞれに見事に雰囲気とか身長とかファッションとかがそれ相応なのですよ。この発見にいたく感心して、駅の片隅で二人して「凄え凄え」を大声で連発。通りすがった女子高生達に「何話してるんだろうねー」と囁かれる始末。いや、ホントいい年した女が何やってんだかねえ…。惨めに思ってくれても全く構いませんが、本当に楽しかったのは確かであります。

クリスマスの25日は録画していたM-1を見た後、映画3連発。
1本目は6年ぶり位に観るヒッチコックの『サイコ』。アンソニー・パーキンス演じるノーマン・ベイツが、鳥の剥製について熱く語るシーンを見て、ベイツはサイコキラーとしてだけでなく現在隆盛しているオタク系キモキャラの走りでもあったのだなと確認。
2本目はデ・シーカの『ウンベルトD』。生活苦の老人と小さな飼い犬の映画。生涯一人身の可能性を持ち、犬が好きな人(つまり自分)には非常に身に沁みる。
3本目は、これもリピート鑑賞で溝口健二の『雨月物語』。流麗なカメラは何度観ても、ううむとなってしまう。京マチ子のお姫様は見た目は怖いが声が可愛いい。
その後『雨月物語』と同じビデオに、去年のM-1が録画してあったのでそれも見てしまいました…。いやー充実したクリスマスでした(失笑)。
posted by かまた at 18:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

天知茂:書籍/日本映画スチール集 新東宝大蔵篇

日本映画スチール集 新東宝大蔵篇 松田完一コレクション
(ワイズ出版)



新東宝映画のスチール写真集。
ワイズ出版の日本映画スチール集といえば、「ニヒル 天知茂」がありますが、そちらに載っていない写真が多数掲載されているのでファンは必見の一冊。

天知さんが写っている写真の作品・掲載数は以下の通り。
『人形佐七捕物帖 妖艶六死美人』 1
『暁の非常線』 1
『天下の鬼夜叉姫』 1
『憲兵と幽霊』 4 (波島中尉、いい表情してます)
『高島忠夫の 坊ぼん罷り通る』 2 (力みすぎて物凄い形相。隣のゆる〜い高島坊ぼんの顔と比較を。)
『爆笑王座征服』 1 (チャイナ姿の丹波先生が気になる)
『女間諜暁の挑戦』 1
『女吸血鬼』 5 (「ニヒル」にない写真ばかり!カチョエエー)
『日本ロマンス旅行』 1 (明智光秀役)
『東海道四谷怪談』 1
『婦系図 湯島に散る花』 4
『大虐殺』 2 (「ニヒル」の表紙になってる写真。超色っぽい。)
『女体渦巻島』 2 (吉田輝雄と海辺でツーショット)
『太平洋戦争 謎の戦艦陸奥』 5 (外人キャラとの写真…どうツッコんだらいいのやら)
『トップ屋を殺せ』 4
『怒号する巨弾』 1

個人的には『トップ屋を殺せ』の写真がカッコ良くてお気に入り。
この映画のタイトル、今まで『トップ屋を殺せ(ころせ)』だと思っていたのですが、写真の端に書いてある字をよく見たら『殺せ(バラせ)』であることに気付きました。いやあ、また一つ賢くなった。(そうか?)
天知さんはもちろんですが、新東宝映画の貴重な写真がこれでもかと見ることが出来るのでそちら関係に興味のある方は是非一度お手に取ってみると良いかと思います。
裏表紙のハンサムタワーズもイカす!
posted by かまた at 05:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天知茂 | 更新情報をチェックする