2008年06月25日

Peter Gabriel 関連リリースなど

上映会の告知のため、このブログの一番目立つ場所から一時退いてもらっているピーター・ガブリエルですが、6月24日に彼の携わっているアルバムが2枚同時に発売になりました(共に輸入盤のみ)。

一つ目は、ピーガブが18年近くかけてこしらえたという「Big Blue Ball」。90年代前半に様々なミュージシャンと共作した音源を、新たな録音と加工してまとめたもののようです(適当)。実は、このアルバムの発売がアナウンスされたのは一昨年の秋だったのですが、そこはピーガブ。延びに延びて、この度やっと世に放たれたのでした。アルバムの特設サイトで全曲試聴してみましたが一聴だけだと、・・・?な曲と素直に良いねーという曲が分かれますね。世界中の著名なミュージシャンによる鉄壁の演奏や、超緻密な音作りも彼の音楽の魅力ですが、自分は何だかんだでピーガブを歌モノとして聴いているので、ピーガブ自身にガブさんの詞とメロディを歌ってほしいという期待があるようです。いろいろ掲示板を見て回ると、国内でも海外でも同じように純粋なガブのアルバムを待つ声が多かったです。でも、次はいつになることやらね。先日ガブさんは米・タイム誌に、世界で最も影響力のある100人に選ばれたらしいけど、ファンを半ばイラつかせるという影響力もなかなかのものだと思われます。

Big Blue Ball / Big Blue Ball

二つ目は、アメリカで今週公開(日本では年末)のディズニー/ピクサーの新作『WALL・E/ウォーリー』のサントラ。映画で音楽を担当のトーマス・ニューマンと書いた"Down to Earth"でピーガブが参加しています。こちらも試聴してみましたが、ミドルテンポのほのぼの系。これは良い曲そう。曲単品で買いたいけど、日本のiTunes Storeにはまだない模様。ま、そのうち入手ってことで。映画本編には使われてるのかしら?

Wall-e Original Soundtrack

ついでに(で悪いけど)、ジェネシスの昨年の再結成ツアーのボリュームたっぷり3枚組DVD「When In Rome」は輸入盤は先月から既に発売中。国内盤は来月30日に発売ですが、どっちにしろ現在倹約中なので購入はまだ先にしとこう(と言ってる間に入手困難になったりして)。

gene_when.jpg Gensis / When In Rome

この次はついにジェネシスのガブ期SACDボックス!予定通り9月に出ますように。
posted by かまた at 02:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

続・映画館ネタ&続・『美しさと哀しみと』

また新しい上映情報が入ってきたので追加です。

ラピュタ阿佐ヶ谷で、7月から特集「京都ものがたり」が始まる模様。今年の夏には「そうだ 京都、行こう」かなと、ぼんやり考えていた私にはタイムリーな特集です。ラインナップを見てみると先ず、『893愚連隊』が天知さんの出演作。この映画、お話的にも雰囲気的にも天知さんが浮いちゃってるから、ファンとしては観ていて若干心が痛むのよね。そして『古都』『異常性愛記録 ハレンチ』の二本には、吉田輝雄が出演。『古都』は初見時にはテリー云々以前に、映像と音楽と岩下志麻に(いい意味で)気が遠のいた覚えが。『ハレンチ』は、ヒロインの橘ますみと天国と地獄を行ったり来たり・・・鑑賞が心身ともにハードな映画ですが、とりあえず観に行こうと思います。あ、「行くんだよーん」と言うべきか。



この特集の最後に上映されるのは、篠田正浩監督の『美しさと哀しみと』(1965年)。
またまた出ましたこのタイトル。この映画と、来月シネマヴェーラでやる吉田喜重監督の『日本脱出』(1964年)。この二作品のオープニングタイトルがそっくりなんですが、これって有名な話だったりするのでしょうか。当方、全く知らなかったので『美しさ〜』のあとにレンタルで『日本〜』を観て凄くびっくりしたんですよ。『美しさ〜』は、OPに池田満寿夫の絵と、極小文字サイズのクレジットが映り、そして武満徹の独特な音楽が流れます。『日本〜』OPでは、この池田満寿夫の絵の代わりに、岡本太郎のライブペインティングの映像。それ以外の要素(クレジット文字、武満徹の音楽)は、『美しさ〜』と酷似しています。『美しさ〜』ではタイトルデザインのクレジットは金森馨となっていますが、『日本〜』は確認せずにDVDを返しちゃったから、もしかしたらこれも金森馨の手によるものだったのかもしれません。これを確認する為にも、シネマヴェーラ行こうかしら。でも吉田特集は入替制らしいしなあ。ブツブツ。




さらに『美しさと哀しみと』のネタが出たついでに。
3月にこのブログで、当の池田満寿夫の水彩画≪美しさと哀しみと≫が展覧会で公開されるから見に行かなきゃ!なんて書いてましたが、その後に東京オペラシティまで足を運び、この目でしっかと見てきておりました。この作品は、現存しているのが全体の一部のみということだそうで、現物は映画に出てくるフルサイズの作品よりは迫力は小さそうでした。しかし、飾られていた場所が展示順路の袋小路にあたる部分だったので、何とも言えぬ負なオーラがそこに渦巻いていました。ギャラリーショップではポストカードが売られていたので記念に購入。でも、もしこんな絵が送られてきたら、怖くてしょうがないわ・・・。
帰宅後には、しつこくもDVDでポストカードの絵と劇中の絵を見比べてみました。映画では、八千草薫演じる画家が、絵の中央に描かれた胎児(?)に赤い絵の具で流血を描き込むシーンがあるのですが、なんとそこでの刷毛からの絵の具の流れ方がポストカードのものと全く一緒だったのです。ということは、この絵は結果的に池田満寿夫と八千草薫の合作なんじゃないのー!?と些細なことに一人で盛り上がったのでした。

塗ったくる八千草さん ポストカード

調べてみたら、池田満寿夫展はオペラシティの後、千葉→いわきと巡回中のようです。その後も、広島・山梨と回るようなので興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。映画の方は、正直そこまで冴えた出来とは言い切れないんで皆さん是非観てねとは言わないけど、個人的には心の片隅に置いておきたい、というか気付いたら置き残されていた、そんな映画です。そうそう、この映画は開通したばかりの東海道新幹線が綺麗に映ってるのが良いんだよねえ(そこか)。

てか、いま東海道新幹線が開通した日を調べようとGoogleの検索画面を出したら、Googleロゴが川端康成(=『美しさ〜』原作者)の誕生日バージョンになってた・・・!すわ、シンクロニシティ!

posted by かまた at 03:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

『王様とおばさん』@ル・テアトル銀座 6月10日

『王様とおばさん』 作・演出 福島三郎

東京公演初日でした。ロビーには、お花がたくさんありましたが、布施さん宛てのは特に多かったです。縁の芸能関係の方はもちろん、「NHK歌謡コンサート より」なんてのも。そういや、この日は歌コン裏番組じゃん。席は前から4列目の右寄り。

お話。最愛の夫に先立たれたおばさん・真奈(宮本信子)が、義妹とその友人(土屋裕子・宮地雅子)と三人でバカンスにハワイのモロカイ島にやって来ます。島には、聞き知れぬ声から名前を呼ばれたら返事をしてはいけないという言い伝えがありました。しかし、それを宿泊先の管理人(山路和弘)から三人に伝え忘れた頭の悪いイケメン添乗員(東山義久)。その結果、真奈はどこからともなく聞こえた呼びかけにまんまと返答してしまいます。そして、彼女の目前に現れたのは亡き夫の姿・・・に似た、800年前のハワイの王様(布施明)。その他、ハワイ王朝最後の王女の霊(羽野晶紀)やその取り巻きの妖精(本間剛・大内めぐみ)と接するにつれ、真奈は次第に衰弱していきます。この状況をめぐって、幽霊・人間が入り混じってのてんやわんやの展開に。

休憩含めて3時間ほどの、のんびりとしたコメディ。ちょっと、じーんと来るところもありで飽きずに楽しめました。宣伝では「大人のためのファンタジックコメディ」という触れ込みで、たしかに出てくる人や設定は大人でしたが、展開の仕掛けは結構お子さまテイストであったかなあ。出演陣のコンビネーションがよくて、安心して見ていられる分、若干物足りなさがあり。
主役の宮本さんは、夫に先立たれ喪失感たっぷりという設定の上、王様と出会って体も弱っちゃうので、終始フワフワとした弱い声と動き。あまりのか弱さぶりに本気で心配になってしまいました。やっぱり伊丹映画での行動的なイメージが強いんですかね。真奈が弱っちゃって、周りが「体を温めろ!」と騒ぐ下りでも、『スーパーの女』を彷彿としちゃったり。

さて、布施タンですが。亡き妻を800年も思い続けて現世を彷徨う一途な王様、となかなか良い設定。ド頭から、超低音ボイスで王様ぶりをアピールしてご登場。しかし、電話の音にはビビりまくるおちゃめさや、慣れない平民口調が笑わせます。衣装は、白シャツ黒ズボンに、黒い長マント。簡単に言うと、『女吸血鬼』の天知さんみたいな服装(簡単か?)。そこにハワイの王様ってことで、杖を持って、マントの下に腰巻き。頭には、白い輪飾りみたいなの被っていたのですが、これが大きくて顔が見え難かったのが残念。あと、この役の為なのか髪が伸びてましたなー。サイドもしゃもしゃ。そして布施さんと言えば、やはり歌。半月くらい前の朝日新聞のインタビューで、今までに舞台はたくさん出てるけど歌わない役はなかったと仰ってましたが、今回も冒頭から羽野さんと"アロハ・オエ"を披露。席が4列目ということで、布施タン近っ!てか、声デカっ!あと顔も!(おっと)。中盤の、宮本さんとのロマンチックなひと時ではウクレレで弾き語り。ああー、これだよこれこれ。一生聴いていたい。あと、カッコ内ネタバレになりますが(王様もいいけど、オチで登場するハワイアンシンガーのジョニー(だっけ?)の方が、布施的に見ていて楽しそうかも。三枚目軽薄キャラの布施タンが自分好み)。あとなんせ、えらい低い声での王様口調がちょいちょいウケましたわ。「ハワイはいい国じゃろ!」(バリトン声)

もう一回くらい行きたいけど、チケット高いんだよなあ。e+で得チケ出たかと思ったけど、当日引換だけで値引いてないんだよなあ。悩む。
posted by かまた at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 布施明 | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

映画館ネタ

4月はかなり調子に乗って映画館に通ってましたが、映画代が家計を圧迫しつつあることに気付き、5月からはかなりの制限中。今月はまだ映画館に行ってないのですが、今後の気になった映画館ネタを以下にメモ。

シネマヴェーラの次回の特集は吉田喜重。ちょっと前に、松竹での作品は一通りDVDで見ちゃったんですよ。これ知ってたら、我慢しといたんだけどなあ。でも、監督と岡田茉莉子ご夫妻のトークとサイン会が三回もある模様。あと、『秋津温泉』には吉田輝雄がカメオ出演してるので皆さまお見逃しなく。これ、5年位前に初めて見たときは吉田輝雄を知らなかったけど、その後改めて見たらテリーが不自然に中央に映るんでちょっと笑ってしまいました。
シネマアートン下北沢が突如閉館。一部でもう長くないかもと噂があったけれど、順調に先のスケジュール(三隅研次特集とか)が発表されてたので、まだまだ大丈夫だろうと思っていたのに。あまりにも突然すぎて驚きました。
・『相棒』が二番館にかからないか期待しているが、一向にロードショーが終わりそうにない。あと『犬と私〜』も。むしろテレビ放映を待つとか。
・来ました。7月12日から新文芸坐で市川崑の追悼特集。神保町シアターで観そびれたもの含め、末ソフト化作品は観ておきたい。『青春怪談』(獅子文六の原作も読んでしまった)もやるみたい!
posted by かまた at 22:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2008年06月10日

特報!好漢・天知茂シアター『南郷次郎探偵帳 影なき殺人者』

突然ですが上映会のお知らせです。

常々お世話になっている天知茂ファンの方々との企画で、天知さんの命日にあたる7月27日(と前日の26日)に上映会を行うことに相成りました。
上映作品は、天知さん主演の『南郷次郎探偵帳 影なき殺人者』(1961年・新東宝)。
端役・悪役から着々(黙々?)とキャリアを積んだ天知さんが、新東宝最末期に至ってたどり着いた好漢役っぷりをご堪能いただけるかと思います。シリーズ化が決まっていたものの、二作目の撮影中に新東宝が倒産してしまった「南郷次郎」。命を狙われながらも、事件の謎を追う若き弁護士探偵の活躍をどうぞお見逃しなく!(ちなみに、未ソフト化作品です)27日のトークゲストは、天知さんと長らくに渡りお仕事を共にした俳優の北町嘉朗さんです。会場は、神奈川県川崎市のシネマバー ザ・グリソムギャング。上映会後は、バーの方での懇親会も予定しております。
皆さま、ぜひぜひお越し下さい!

以下、概要です。

好漢・天知茂シアター
『南郷次郎探偵帳 影なき殺人者』
1961年(昭和36年)・新東宝作品
監督:石川義寛
脚本:石川義寛・宮川一郎
原作:島田一男
音楽:渡辺宙明
出演:天知茂 、水原ユカ、三原葉子、坂本武

<スケジュール>
7/26(土) 20:00-21:30 映画上映
チャージ:1500円(ワンドリンクつき)

7/27(日) 14:00-15:30 映画上映
       15:45-17:00 トークショー ゲスト:北町嘉朗さん
       17:30-19:30 懇親会(映画館併設のバーにて)
チャージ:3500円
懇親会:2500円(飲み放題つき)

<会場>
ザ・グリソムギャング(神奈川県川崎市麻生区)

※ご来場の方は、確実に入場いただくために、会場のザ・グリソムギャングへの電話予約をお願いします。

詳細はこちら!
好漢・天知茂シアター
posted by かまた at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天知茂 | 更新情報をチェックする