2008年10月31日

布施明@東京厚生年金会館 10月26日

今回は、わりと前方で観覧。ステージ上の方の表情もはっきりと確認出来る位置でした。
幕が開くと先ずは椅子に座った状態で、布施さんご登場。途中でハーモニカを披露しながらの、しっとりな2曲をはじめに、序盤からずいぶんと落ち着いた印象でした。続く一人芝居は、ジャズバー「メランコリー」の閉店パーティーという設定。例年続いていたこのコーナーは、今年で終了とのこと。お話的には前回のネタにオチを付けた形になってましたが、来年やることが見つからなかった時にまた芝居の続きが出来るように、一応伏線を張っておいたそうです。・・・・って、自分でネタばらしすんなよ布施タン。ちょっと前にBSでも歌ってた"All The Way"は、にこやかな表情と歌い口が特に素敵でした。

メドレーは、代表曲中の代表曲7+(現状)新曲1+自作曲1による布施タン自称「究極の9曲」。"宙よ"は、今回のツアーではもうやらないのではと思ってたので留まってくれて嬉しかったです(実は結構好き)。"君は薔薇より美しい"→"シクラメン"は、アッパーからダウナーへの落差が大きくて、よくこの曲順にしたわね!とちょっと驚き。

メドレー後の着替えタイム(通称)のインスト曲は、"10:00 P.M."。何か聞いたことあるようなないようなと思い、後で調べてみたらやっぱり聞いたことなかった・・・ですが、ラリー・カールトンの曲でした(ここんとこ、フュージョンに縁があるなあ)。布施タン曰く「最近は僕より人気」らしいギターの小堀さん大活躍。

Larry Carlton / Sleepwalk

グレーから暗い藤色っぽいジャケットに着替えた布施タンが再登場して、バンドのメンバー紹介。昨ツアーではやってなかったのですが、これはあった方が良いですね。
「Ballade」からの3曲は、曲が身に馴染んできたようで前に越谷で聴いた時より(というかCDより)ずっと聴かせてくれました。そういえば、アルバムからの選曲は変わっておらず、来年のツアー後半からは変更するそうです。本人の弁では、今回は「5曲にしようとしたけど、覚え切れなかった」らしいけども。
そして今回は歌のノリだけでなく、話のノリもやけに良かったです。話が長すぎるきらいがあるのはいつも通りでしたが(おっと)、今回は次に何話すんだっけな的な間や詰まりを見せずにノリノリの口調。どうした布施、何かあったのか。やっぱり、アルバムの売り上げが好調だからか・・・?。

曲目的に今ツアーのハイライトでは?と思ったのが、ここから終盤の流れ。"アムルーズ"と"永遠のきずな"は共に1977年のライブ盤「布施明ライヴ」に収録されていて、何故に今回この選曲なのかと越谷の時には少し謎だったのですが、今回判明しました。大阪ではフェスティバルホールが閉鎖し、また東京でのホームグラウンド的なハコである東京厚生年金会館も存続が危うく、ここでの公演は今年で最後の可能性があったというわけで、過去のコンサートでラストに歌った曲のなかから選曲したそうです。締め曲で締める・・・って感じですかね。それにしても、"アムルーズ"は良い曲だなあー。神妙な出だしからドラマチックな展開を見せる旋律もさることながら、存在感のある布施タンの詩がいいね。今回はカバー元のヴェロニク・サンソンのことも、ちょろっと触れてから歌い出してました(そういや今頃知ったのですが、V.サンソンってCSN&YのSの元奥様だったのね)。そして、マイクをスタンドにセットして歌うは"Time to Say Goddbye"。この曲がレパートリーに存在するってのが、並の方でないですよねえ。問答無用の声量と歌いっぷりが圧倒的でございました。いつもはどんな曲でも拍手程度の客席でも、この曲だけは歌い終わりにウォーッ!的な歓声が起こるようです。

毎回恒例のプレゼントタイムでは、この日もたくさんのファンの方がお花や贈り物を手渡ししておりました。脚の不自由な方のために、布施タンがステージからサッと下りて受け取りなさってたのですが、その後が問題。客席フロアから直にステージに上がれる階段はなく、「飛び上がれる体型じゃないんだから・・・」とご本人。そうですよね、見れば分かります。しかしながら、弾みをつけてヨッとステージに上がった!ものの、カッコ良く地に足をつけて着地・・・とは行かずに体の側面でステージに着地して、しばしその姿勢で気をつけ状態をキープ→客席拍手。流石です!布施さん!

アンコールは、定番の"My Way"と"You Raise Me Up"。"You〜"では、布施さんが以前からやってみたかったという案が実演されていました。というのも、会場の新宿というと駅前界隈は布施タンの若かりし頃は学生運動の現場。同年代がそこに身を投じていた一方で、当時の布施タンは大学には進まずに歌手の道へという状態でありました。で、どうやら布施タンは運動の場に身を置いていなかったことに、今でも内心トゲのようなものを感じているそうなんですよ。そこに踏ん切りをつけられるかどうかな・・・、ということで今回は曲の間奏に当時の街頭デモの音声が被せられてました。アイディアが実現に至ったせいか、歌い終わりでは感慨たっぷりといったご表情の布施さんでした。ここに関しては、聴いてる方・・・特に80年代も半ばでやっと生まれてきたような身からすると、ははあ・・然様ですか・・・というようなことしか言えないんですよね。心中の想像は出来るけど、実感することは出来ないわけで。布施タンと関係ないけど 『秋刀魚の味』 で、バーで軍艦マーチを流して笑顔で行進する加東大介を、笠智衆と岸田今日子がこれまたニコニコしながら見守るシーンを観たときみたいな印象がありました。リアルタイマーにしかやらないし出来ないだろうな〜、ということです。なんか、上手いこと書けないのがむしろ自分的にはトゲだわ・・・。

今回は上記のように会場柄ご本人が思いいれたっぷりということもあったのか、いつにも増して全体的に丁寧かつ情感豊かなパフォーマンスに思われ、満腹の賞味2時間半でございました。さて、次回のライブは年明け1月7日の@府中。ちょっと間が開くなあ。

セットリストだけを目当てにプログラムを見たかったのですが、昨年より少し安くなってた気がするものの相変わらず2,500円というナイスプライスだったので当然買わず。しかし、頭で覚えておいた曲順にネットで見つけた情報を補完して、なんとかリストを組み立てられました。セットリスト
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2008年10月27日

David Byrne 来日公演決定

一昨日の歌舞伎座に続き、昨日は布施明@新宿厚生年金に行ってきました。レポートは今夜から書くのでUPはまだまだ。

それはさておき!デヴィッド・バーンの来日公演が決まったようです。ブライアン・イーノとの23年ぶりの両名名義のアルバム「Everything That Happens Will Happen Today」のツアーです。前回の来日は2002年?なので、結構ひさびさなはず。アルバムは8月からDL販売されてますが、CDは来月発売。私は、まだ試聴しかしてないのですが今回はかなりの歌モノだし、絶対に行きたいと思います!

ちなみに日程
1/23(金)大阪 なんばハッチ
1/25(日)横浜 横浜ベイホール
1/27(火)東京 渋谷AX
1/28(水)東京 渋谷AX

詳しくはクリエイティブマンへどうぞ。


David Byrne & Brian Eno / Everything That Happens Will Happen Today
posted by かまた at 19:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | 更新情報をチェックする

2008年10月16日

続・お買い物日記

また特に書くこともないまま間が開いてしまいました。この間に、また一つ齢を重ねてしまったのですが、ここのところ頻繁に頭髪に白髪が見つかっています。体型は物心ついたときから中年級なので、現在のメタボっぷりも想定の範囲内と言ったところですが、さすがにこれにはビビってます。

はてさて、8月の末にCDをまとめて注文してやった!という記事を書いたのですが、入荷が極端に遅いCDがあって結局キャンセルしてしまいました。しかし、購買欲求が収まりがつかないこともあり、この一ヶ月の間に改めてドカっと買い物をしました。まだ全部聴いておらず、どこかに書いておかないと買ったものを忘れそうなので以下メモ。

Keane / Perfect Symmetry

やはり買っちゃいました。つい先日発売の新譜です。先行DL曲の"Spiralling"が、一番パンチが利いてました。80s的な音遣いは一皮剥けた感がありな一方で、後ろのピアノや曲自体はしっかりKeaneしてますねという印象。国内盤は発売中止だとか何とか。大丈夫か。

Aaron Parks / Invisible Cinema

こちらも、8月発売のほぼ新譜。ネットラジオのジャズ系の局を色々聴いて回っていたものの、なかなかコレというものにめぐり会えず、やっぱお門違いかねェと思っていたところでグッと来たのがピアノの彼!私にはテクニック的なことはよく分からんのですが、曲トータルでの静謐な雰囲気のアレンジがとにかく素晴らしいです。経歴を調べてみると、83年生まれで10代からプロの土壌で活躍し、今年ブルーノートレーベルと契約。これがその第一作だそうなので、いわゆる天才児ですねえ。来月には、来日公演もありのようです。


Various Artists / Big Blue Ball


発売から4ヶ月近くで、やっと買いました。凡百のポップスリスナーにはエキゾティックすぎる曲もあるけど、基本的にはピーガブファンなら買って間違いないと思います。中に載ってるピーガブの写真が、髪がある頃のもので時の流れを感じてしみじみ(そこでか)。

Weather Report / Black Market

Weather Report / 8:30

Return to Forever / Romantic Warrior

Al Di Meola / Land of Midnight Sun

今頃になって、微妙な知名度のプログレを漁るより有名なフュージョン/ジャズロックを当たった方が自分の好み的にハズレがないことに気付いて来ました。ウェザー・リポートは既に「Mysterious Traveller」「Heavy Weather」を持ってるので、順調に愛聴してる感じです。今回購入の2枚も非常にポップで楽しく聴いてます。RTFは、初めて聴いたのがネットラジオのプログレchだったこともあり、中身も期待に違わず。つんのめった演奏と曲展開のハラハラ感がたまらんね。で、そのメンバーのギタリストのアル・ディ・メオラの初ソロ作も購入。若干22歳(当時)の腕前とは・・・てか、ルックスも22歳とは・・・。

judy.jpg Judy Garland / The Essential

ジュディ・ガーランドは、かなり前から一度ちゃんと聴きたいと思ってましたが、ルーファス・ウェインライトの件で踏ん切りがついて購入。とりあえず"Get Happy"と"Trolley Song"が入ってればなんでもいいので、CD3枚組・60曲収録のこちらを選択。他にも曲名知らなくても映画で聴いたことある曲がたくさんあって、おおコレコレ!といちいち楽しいです。

Claude François / Comme d'habitude

"マイ・ウェイ"の元祖にして、フランスでは伝説の国民的シンガー(らしい)。ネットで動画見てるうちに気に入ってしまいました。布施的には"涙の電話"も、この人がオリジナル。

J. Geils Band / "Live" Full House

Tom Verlaine / Words from the Front

Supertramp / ...Famous Last Words...

Buggles / The Age of Plastic

ここら辺は、カートに数年間入れっぱなしだったもの。スーパートランプのは、ロジャー・ホジソン所属時ではこれだけ持っていなかったので購入。前作(「Breakfast in America」)のように、特出した曲はないけど、アレンジの繊細さや完成度はバンドのキャリア随一。バグルスは今更店頭で買うのが恥ずかしいのでネットで購入(自意識過剰)。PSBなどトレヴァー・ホーンの諸プロデュース作を聴いていて、改めてこの人の仕事を知りたくなってきた今日この頃。

Yes / Drama

イエスは特別好きでもないんだけど、やはりトレヴァー・ホーンを追いかけるとなると。

Curved Air / Airconditioning

バンド名だけはよくよく知ってたけど、曲を初めて聴いたのは今夏。来年1月には、なんとデビュー39年目にして初来日公演@チッタがあるらしい。うわあ。

Rufus Wainwright / Want Two

前に、この人は作曲と歌は良いけどアレンジが普通で・・・とか書いた気がするけど、これには参りました。超濃厚。凡人が期待するようなことは、やはり既にやっていらっしゃったようで。


Paul Simon / One-Trick Pony


ポール・サイモンは、一作につき2年は聴きこみながら次のアルバムに進んでいる状態。今はまだ「Still Crazy After All These Years」に夢中なので、これを聴くのはだいぶ後になりそう。

Cake / B-Sides and Rarities

昨年出たCakeのB面&レアトラック集。中身はともかく、香りつきのパッケージが猛臭で近くに置いておくのがしんどい。

あとは、チャイコフスキーのピアノ小品集とか、まだ見てないけどジェネシスの再結成ツアーDVDもやっと買いました。それに、ジェネシスのSACDボックスも来月には届くはず。我ながら買いすぎ。
もう年内は、音楽系の買い物はしない方が良さそうだけど、ブライアン・イーノ/デヴィッド・バーンの新作が11月に出るし・・・と意欲は尽きず。
posted by かまた at 19:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | 更新情報をチェックする

2008年10月04日

我が家のCD棚から(No.2) 10cc / 10cc

ネタがないです。
布施タン@越谷からも既に3週間も経ってしまって、今更レポート書くのも億劫なので今回は流しときます。というか、この1ヶ月はアルバム発売およびイベント、相次ぐテレビ・ラジオ出演と布施ネタがたくさんありすぎでフォローするのもなかなか大変でした。こうなってみると、自分は何か一つを徹底して追いかけるのに向かない半端者だということを実感するなあブツブツ。
とうわけで、今まで何を書いてたかなあと以前のブログ記事を遡って見ていたら、昨年の2月にアルバム紹介シリーズを立ち上げてそれっきりになっていたのに気付きました。1年半も放置状態でしたが、折角ネタもないところなので続きを再開!(ただし、文はちょろっとで)。とりあえずアーティスト名のアルファベット順で挙げていこうかと思います。

まず第2回は、数記号で10cc。
10ccというと、イギリス的にひねくれていながら洗練されたポップバンドの代表格として紹介されてるのによく出くわします。

10cc / 10cc (1973)

これは1973年の1stアルバム。50s-60sポップソングのパロディとか半分コミックソングみたいな曲の集まりで、デビュー作なのに肝が据わってんなあという感じです。若干おふざけが過ぎるのと、音に耳障りな部分があるのでアルバム通してでは、あまり聴いていません。一番好きなのは、流麗なメロディの "Headline Hustler"。
私が持っている10ccのアルバムは、今のところこの1stと3rd「The Original Soudtrack」の2枚だけ。別に嫌いでもないけど積極的にこれ以上聴いてみよう!という感じでもなく、微妙なところで留まっております。

※Amazon.co.jpはいつの間に試聴が一切なくなったのか・・・。
posted by かまた at 02:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | 更新情報をチェックする